淀山湖(読み)てんざんこ

世界大百科事典(旧版)内の淀山湖の言及

【太湖】より

…湖水の成因については,海湾が長江(揚子江)デルタの伸長によって閉塞されてできたと説明されてきたが,現在の湖底に広く分布する新石器時代以来の遺跡や地質資料によれば,沖積世初期にはむしろ湖水は現在より小さく,沿海での海浜の成長,河岸での自然堤防の形成に加え,湖水地域の地盤が沈降傾向にあり,その結果皿状の地形が形成されて,流出路がしだいにふさがり,排水されなくなった積水で湖水が拡大したものと考えられる。太湖の東にある淀山(てんざん)湖をはじめとする大小の湖沼も,付随して新しく形成されたもの。古代の文献には震沢,具区,笠沢などの名で現れる。…

※「淀山湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」