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深地層処分 しんちそうしょぶん

知恵蔵の解説

深地層処分

再処理工程で生じる高レベル放射性廃棄物ガラス固化体にして、地下数百mより深い安定した岩盤中に建設する処分施設に置くこと。人や生物の生活圏から隔離し、安定した地層で構成される天然バリア、ガラス固化体・ステンレス製容器、構造物などの人工バリアによって隔離効果を高める。再び掘り出すことは考慮されておらず、人間による管理は不可能な状態になる。現在の深地層処分研究は地下500〜1000mの岩盤の状況や地下水などを調べるのが中心。当初、動力炉・核燃料開発事業団(動燃・当時)は北海道幌延町に、高レベル廃棄物の貯蔵と、周囲の岩盤との相互作用を研究する施設、貯蔵工学研究所の建設を計画したが、道の反対で難航。科学技術庁(当時)は1998年2月に同計画を中止、廃棄物を使わずに地層の試験研究だけを行う深地層研究施設を核燃料サイクル開発機構(現・日本原子力研究開発機構)が建設することになった。同機構には岐阜県の土岐市瑞浪市にまたがる東濃地科学センターに超深地層研究所があり、地質環境評価のための技術開発などを目的に地下1000m程度の坑道掘削が進められている。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

しんちそう‐しょぶん【深地層処分】

地層処分

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