渡唐船(読み)ととうせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「渡唐船」の意味・わかりやすい解説

渡唐船
ととうせん

勘合船」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の渡唐船の言及

【朱印船】より

…それに家康とフィリピン長官との間に,また安南国(ベトナム)王との間に,朱印船制度の協定が成立したのも01年であり,今日残存する最古の家康の〈異国渡海朱印状〉は02年のもので,以後年々の朱印状が前田育徳会や相国寺その他に残存している。01年以前の南方諸地域への渡航船は,史料では〈渡唐船〉と呼ばれ,私貿易船として海賊船と区別されていたが,〈朱印船〉とは呼ばれてはいなかった。 朱印船は01年以後鎖国政策の展開した35年(寛永12)までつづけられ,その渡航総船数は350~360艘とされ,年平均約10余艘が従事し,そのなかに西南大名,幕吏,内外の豪商などが朱印船主として活躍していた。…

※「渡唐船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android