湟中(読み)こうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「湟中」の意味・読み・例文・類語

こうちゅうクヮウチュウ【湟中】

  1. 中国漢代の辺境で、現在の青海省東部省境地帯にあたる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の湟中の言及

【青海[省]】より

…最暖月の平均気温が10~18℃あり,西北乾燥地域の特色もそなえている。
[歴史]
 青海省北東部,黄河や湟水の流域の西寧市大通回族トゥ(土)族自治県や,湟中県,循化サラ(撒拉)族自治県など海東地区一帯には約4000年以前の彩陶や磨製石器が発見されている。これは甘粛省馬家窰(ばかよう)の遺跡の出土品と共通するもので,青海でも甘粛仰韶文化があったことが確認されている。…

【西寧】より

…そのため,全省の政治・経済の中心をなす。また,市は黄河支流の湟水(こうすい)中流の右岸にあり,湟中ともよばれたことがある。漢代には西の高原地域は異民族羌(きよう)の住む地で西羌とよび,市の西寄りに臨羌県が置かれた。…

※「湟中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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