世界大百科事典(旧版)内の湯入講の言及
【温泉】より
…【大山 正雄】
【温泉集落】
古代から日本人は温泉を利用してきたので,温泉の湧出地には集落ができることが多く,熱海や別府のように都市に成長した例もある。湯治は江戸時代に入ってからとくに盛んになり,庶民の間には掛金を積みたて,団体で湯治場に出かける湯入講があった。したがって温泉集落には,湯治客の来遊範囲である〈入湯圏〉がだいたい固定していた。…
※「湯入講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」