世界大百科事典(旧版)内の湿り蒸気の言及
【水蒸気】より
…このような凝結が起こっているときには,空気中に微細な水滴(温度が低ければ氷片)が無数に浮遊し,本来は無色,透明な水蒸気が光の散乱によって白く見える。湯気,雲,霧,かすみ(霞),もや(靄)などと呼ばれるものはすべてこれで,これらを〈湿り蒸気〉と呼ぶこともある。これに対し,凝結が起こる温度よりもずっと高温で,水滴を含まない水蒸気は〈乾き蒸気〉または〈過熱水蒸気〉とも呼ばれる。…
※「湿り蒸気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」