… 石炭は水を含んでおり,その一部は石炭粒子の表面に付着していて,試料を所定の湿度に保った雰囲気の中に置いておくと蒸発する。この部分が〈付着水分〉であり,〈湿分〉とも呼ばれ,これがなくなった状態を恒湿状態という。恒湿状態でなお包蔵されていて,105℃での加熱によって追い出される部分が〈固有水分〉(工業分析では単に〈水分〉)であり,付着水分と固有水分とを合わせたものが〈全水分〉である。…
※「湿分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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