世界大百科事典(旧版)内の湿式サイクロンの言及
【サイクロン】より
…(1)遠心力を利用して粒子懸濁流体中から固体粒子を分離する装置で,乾式処理用と湿式処理用とがある。普通のサイクロンは円筒部と円錐部からなり,原料粒子(フィード)は空気,水などの流体に伴って円筒部に設けられた流入口から接線方向に流入する。円筒部に流入した流体は高速の旋回流となって円錐部へ流れ,その間に流体内に混入していた粗い粒子は遠心力によって円錐壁へ向かって分級され,円錐の先端部にある排出口(アンダーフローノズル,スピゴット)から分離・排出される。…
※「湿式サイクロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」