世界大百科事典(旧版)内の満州字の言及
【満州語】より
…なお一方,満州語からの借用語が,近隣の諸言語,すなわちソロン語,ナナイ語などのツングース語やダゴール語などの近隣のモンゴル語へ入っている。
[満州文字]
史書によると,満州族は,もと書写語としてモンゴル語を使い,これをモンゴル文字で書いていたが,清の太祖は1599年(万暦27)にモンゴル文字を満州語に応用した満州文字(満州字ともいう)を定めてこれをひろめたという。満州文字は,起源的には,モンゴル文字・ウイグル文字・ソグド文字とたどって,はるか西方の北セム系のアラム文字にさかのぼる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」