世界大百科事典(旧版)内の満行権現の言及
【榛名山】より
…しかし古代においては榛名という名がみえず伊香保嶺といわれ,《延喜式》神名帳に〈榛名神社〉があり,初めて榛名の名が登場する。この神社は中世には満行(まんぎよう)権現(本地は勝軍地蔵)と称し,また榛名山寺(巌殿(がんでん)寺,榛名寺)ともよばれて修行者の霊場となった。なかでも鎌倉の鶴岡八幡宮とも関係がある頼印大僧正が住した14世紀が,榛名山信仰の高揚してきた時期といえよう。…
※「満行権現」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」