準強力粉

栄養・生化学辞典 「準強力粉」の解説

準強力粉

 強力粉よりタンパク質含量が少なく,10〜12%のもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の準強力粉の言及

【小麦粉】より

製粉
[種類と等級]
 小麦粉の種類は一般には原料小麦の性質によってきまるが,その加工適性はおもにタンパク質であるグルテン含量の多少によってきまる。グルテン含量が最も高く,その麩質(ふしつ)が強いものが強力(きようりき)粉(硬質粉でタンパク質が約12%以上)で,次いでグルテンが多いものが準強力粉(準硬質粉でタンパク質が11%前後)である。グルテン含量が最も低く麩質が弱いものが薄力粉(軟質粉でタンパク質が約8.5%以下)で,中間から薄力粉よりのグルテン含量のものが中力粉(準軟質粉でタンパク質が9%前後)である。…

※「準強力粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android