世界大百科事典(旧版)内の溶媒系による概念の言及
【酸・塩基】より
…しかもプロトンがまったく含まれていないような場合でもすべて含めることができ,なによりも重要なことは溶液中での金属イオン(酸と考えられる)と配位子(塩基と考えられる)との錯形成反応を酸・塩基反応として考えることができることである。(3)溶媒系による概念 非水溶媒を中心として,溶媒が著しい自己解離反応をする場合にはすべて適用することができる。たとえば次のような溶媒系で,水の場合と同じように溶媒から生ずる陽イオン性化学種の濃度を増大させるような溶質が酸であり,陰イオン性化学種の濃度を増大させるものが塩基である。…
※「溶媒系による概念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」