滴下帯(読み)てきかたい

世界大百科事典(旧版)内の滴下帯の言及

【高炉】より

…今後,燃料吹込みの重点は微粉炭の吹込みに移っていくであろう。 さて,レースウェーで発生した高温のガスは,図に示されているように,後述する滴下帯,融着帯および塊状帯を上昇する過程で鉄鉱石とコークスに熱を与え,かつ,ガスに含まれるCO(あるいはH2)の一部が鉄鉱石から酸素を奪って二酸化炭素CO2(あるいは水H2O)に変化しながら炉頂へ抜けていく。百数十℃で炉頂に達したガスは鉄鉱石粉,コークス粉などのダストを含んでいるため,ダスト・キャッチャーとベンチュリー・スクラッバーを通して除塵された後,ガスホルダーに蓄えられ,高炉ガスとして製鉄所内の燃料源となる。…

※「滴下帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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