《漁光曲》(読み)ぎょこうきょく

世界大百科事典(旧版)内の《漁光曲》の言及

【中国映画】より

…しかし,1930年代には,日本の侵略開始に対して田漢,夏衍らの左翼知識人が映画界入りして反帝国主義・抗日の思想をこめた映画を次々と送り出し,芸術的な成熟期を迎えている。ほとんどが上海で製作されていたこの時期の傑作には,中国初の本格的トーキー作品でもある蔡楚生監督《漁光曲》(1934),岳楓監督《逃亡》(1935),孫瑜監督《大路》(1935),沈西苓監督《十字街頭》(1937)などがある。37年に日本と中国が全面戦争に突入し,上海に日本軍の手が伸びると映画人たちは国民政府の軍とともに漢口,重慶へ退き,また延安,香港へ逃れるなどして抗日映画の製作をつづけた。…

※「《漁光曲》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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