漂流ブイ(読み)ひょうりゅうぶい

世界大百科事典(旧版)内の漂流ブイの言及

【海洋観測】より

…科学的な計測では追試できることが必須の条件で,これらの測定法の相互の比較較正が行われることはいうまでもない。測器を搭載するプラットフォームとして,観測塔,観測船,潜水調査船,航空機,人工衛星,そして漂流ブイや係留ブイなどのブイシステムが使われる。大別して,観測塔や係留ブイのように,ある地点のデータを長期にわたって集めるものと,観測船や潜水調査船などのように通常広い範囲の瞬間のデータを集めるものとがある。…

【海流】より

…ラグランジュ法は海水の移動をなにか物体を浮かべて追跡する方法で,船自体の流され方から流速や流向を知ったり,海流瓶を流す方法(ある場所から中に手紙を入れた瓶を投入し,それを拾い上げた人に日時と位置を書いて送ってもらうよう依頼する)などは昔から行われてきた。現在では漂流ブイに発信装置を付け,電気信号を追跡する手法が多く採られる。ブイの密度を調整すれば海の表層だけでなくある程度の深さの流れのようすも追跡することができる。…

※「漂流ブイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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