演技術(読み)えんぎじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の演技術の言及

【俳優】より

…具体的には,19世紀末のマイニンゲン一座やA.アントアーヌの〈自由劇場〉運動,リュニェ・ポーの〈制作座〉の仕事などをはじめとして,20世紀に入ってからは次のような人々の俳優術への寄与が目だつ。まず,モスクワ芸術座を率いたK.S.スタニスラフスキーは,19世紀にフランスのディドロが指摘・強調した演技の意識化,〈俳優の逆説〉論の系譜に立って,役の内面を行動で生きるのが身上という新しい演技術を唱え,システマティックにその開発を行った。また,イギリスのE.H.G.クレーグやスイス生れのA.アッピア,ドイツのM.ラインハルトらがそれぞれに唱えた演技論・俳優論は重要であるし,フランスではJ.コポーを筆頭にC.デュランやL.ジュベらによって詩的演技が提唱・実践された。…

※「演技術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android