世界大百科事典(旧版)内の漕運総兵官の言及
【大運河】より
…元では都漕運司を大都と揚州,済州において漕運を統轄させるとともに,水利の専門官として大都に都水監をおき,全国各地に河渠司を設けた。明では漕運の最高責任者として漕運総督と漕運総兵官とがあったが,とくに総督は河道の管理を兼ねて権限が大きかった。清になると漕運総督は淮安に駐在し,北京の倉場総督と連絡をとって漕運を確保するのが責任であった。…
※「漕運総兵官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」