潜伏期保菌者(読み)せんぷくきほきんしゃ

世界大百科事典(旧版)内の潜伏期保菌者の言及

【保菌者】より

…患者と比べて排出する病原微生物の量は少ないので,感染させる力が弱いが,本人自身が感染源であるという自覚がなく,また症状がないので用心されることもなく,長期間にわたって感染源として自由に動き回るので,その意味では患者よりも危険である。保菌者には,潜伏期保菌者といって発病前の段階で病原微生物を排出するもの,また回復期保菌者といって臨床症状が消えてしまった後も,しばらくの間病原微生物を排出するもの,そして,健康保菌者といって,終始臨床症状を呈することなく病原微生物を体内に保有し,かつ排出しているものがある。健康保菌者を永続的保菌者または慢性保菌者ということもある。…

※「潜伏期保菌者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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