世界大百科事典(旧版)内の灑金の言及
【梨地】より
…蒔絵(まきえ)技法の一種。金粉を蒔いた地のことで,その名はナシの皮に似ているところからきており,中国では日本の梨地のことを灑金(さいきん)と呼んだ。梨地用の金粉は梨地粉といい,その製法は金の地金を鑢(やすり)ですりおろしたいわゆる鑢粉を鋼板の上に散布し,その上に太い針を3~4本ならべ,こてで針を圧しながらころがすと,鑢粉は平らにのびて平目粉(ひらめふん)ができる。…
※「灑金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」