火の十字団(読み)ひのじゅうじだん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「火の十字団」の意味・わかりやすい解説

火の十字団
ひのじゅうじだん

クロア・ド・フ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「火の十字団」の意味・わかりやすい解説

火の十字団
ひのじゅうじだん

「クロア・ド・フ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の火の十字団の言及

【クロア・ド・フー】より

…1927年に香水生産者コティーFrançois Cotyの後援の下に,大戦で戦争十字章を受けたものの親睦団体として組織された。〈砲火の十字団〉の意。30年にド・ラ・ロックFrançois de La Rocque中佐が指導権を握ると大衆的政治団体に変化し,“家族・労働・祖国”というスローガンをかかげて急進的右翼のブルジョア青年を吸収し,もっとも強力なファシズム運動として警戒された。…

【在郷軍人会】より

…ドイツでは,対ナポレオン戦争の際に各地に生まれた遺骨収集団,墓参団を母体に19世紀末にドイツ在郷軍人会Kyffhäuserbund der dt.Landeskriegerverbändeという官製組織が結成され,政府の意図に沿いマルクス主義思想や社会民主党勢力に対抗する役割を担った。第1次世界大戦後の欧州各国ではドイツの鉄兜団Stahlhelmやフランスの火の十字団(クロア・ド・フー)のような在郷軍人を主体とする武装集団が多数結成されて革命運動の鎮圧に活躍し,在郷軍人がファシズム運動の発生する一つの社会的基盤となった。アメリカでは1919年結成のアメリカン・リージョンが国防政策や反共政策の推進などの面で,国政に対する有力な圧力団体となっている。…

※「火の十字団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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