火伏せの観音(読み)ひぶせのかんのん

世界大百科事典(旧版)内の火伏せの観音の言及

【総持寺】より

…890年(寛平2)に伽藍が造立され,一条,後一条,白河,鳥羽の4天皇の臨幸もあり,寺地を賜り勅願所に列せられて外護を受けた。この本尊千手観音は〈子育て観音〉と呼ばれ,また1571年(元亀2)織田信長の軍の兵火により伽藍が焼失したときにもこの観音像は焼け残ったことから〈火伏せの観音〉として庶民の信仰を集め,西国三十三所観音霊場の第22番の札所となっている。伽藍はその後,1603年(慶長8)豊臣秀頼の発願により,茨木城主片桐且元が奉行となって復興された。…

※「火伏せの観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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