火焰土器(読み)かえんどき

世界大百科事典(旧版)内の火焰土器の言及

【馬高遺跡】より

…1935年頃から地元の近藤勘治郎・篤三郎父子によって遺物が収集され,打製・磨製石斧,石鏃,石匙,石槍,石皿,凹石(くぼみいし),石棒,玉類などの石器および土器,土偶,三角形土版,三角壔土製品,土製滑車形耳飾など,遺物が多数知られている。とくに縄文中期中葉の土器のうち,口縁部に鶏頭冠とよばれる四つの大型突起をもち,器面を隆線文様で飾る独特な様式のいわゆる火焰土器がはじめて発見された地としても有名である。72年長岡市立科学博物館の中村孝三郎が遺跡範囲等の確認調査を実施し,ボーリング探査などによって200基以上の石組炉を発見,多数の竪穴住居跡をもつ大規模な集落跡であることを明らかにした。…

※「火焰土器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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