灶王爺(読み)そうおうや

世界大百科事典(旧版)内の灶王爺の言及

【正月】より

…現代でも新暦の正月は形式的に祝われるだけで,都市も農村も晴れやかでにぎにぎしい祝祭の気分に包まれるのは,春節と呼ばれる,農暦(陰暦)1月1日前後の数日間である。正月の行事は,まず農暦12月23日(小年)の竈(かまど)神(灶王爺(そうおうや))送りからはじまる。この神はふだんから家人の素行に目を光らせており,この夜昇天して玉皇(道教の最高神)に1年間の調査結果を報告し,それによって新年の一家の吉凶が決まるという俗信があるので,告げ口をさせないために手厚く盛大に送るのである。…

※「灶王爺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」