世界大百科事典(旧版)内の炭素当量の言及
【高張力鋼】より
…鋼のオーステナイト安定化のために添加される合金元素は鋼の焼入れ性をよくするが,溶接性を損なう。炭素,マンガン,ニッケルなどはその代表的な合金元素であるが,これらの元素の影響を炭素量に換算した炭素当量が溶接性を保障する鋼の成分量決定の指標とされている。合金元素としてはこのほかにケイ素,リン,ニオブ,バナジウム,チタン,ホウ素,銅などが選択されて用いられる。…
※「炭素当量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」