無からの創造(読み)むからのそうぞう

世界大百科事典(旧版)内の無からの創造の言及

【無】より

…ヘーゲルの論理学では,存在と無はいずれも純粋な抽象態であって内容的には一つであり,弁証法の原理に従って存在は無に転換し,両者は生成として総合される。 総じて無の概念をヨーロッパ思想に導入したのは,むしろユダヤ・キリスト教的な宇宙論における,〈無からの創造creatio ex nihilo〉という教説であった。だが現代の実存哲学において無は初めて主題化されるにいたった。…

※「無からの創造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android