無主田(読み)むしゅでん

世界大百科事典(旧版)内の無主田の言及

【公田】より

…また不輸租・輸地子田である公田には,乗田,無主位田,闕官田,闕郡司職田,闕国造田,闕采女田,闕膂力婦田,未授賜田,没官田,逃亡除帳口分田,出家得度田,遥任国司公廨田などがある。前者のグループはそれぞれ所管ないし受田者が現存している田であるが,後者のグループは所管ないし受田者が未定である,いわゆる無主田である点で異なっている。後者の場合,その田地は賃租して地子を収取した(地子率は10分の2)。…

※「無主田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android