世界大百科事典(旧版)内の無印文書の言及
【印章】より
… 古文書における押印の仕方は現代の署名捺印の概念とはまったく異なる。奈良時代には文書の全紙面に少しの余白もなく押印したが,唐朝文書の影響によって平安時代初期には1文書の紙面押印数は減少し,当初は余白を避けて文字面にのみ制限して押印,平安中期には文面の首・尾と中央の3ヵ所,平安末期には押印のまったくない無印文書の出現へと変化した。これは官公印・私印とも同様である。…
※「無印文書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」