世界大百科事典(旧版)内の無実講の言及
【噓】より
…関西地方では10月20日の夷講を誓文(せいもん)払いといって,1年間に商売上でついたうその罪滅ぼしに商店では大売出しや得意先の接待を行う。また12月8日を噓つき払い,噓はらし,八日待,無実講といって,こんにゃくや豆腐を食べ1年間のうそを払う風習も西日本に多く見られる。うそは現実に存在しないものに対応し,それに形を与えるものといえ,年の替り目に当たって新旧二つの時間を媒介し,新しい時間をこの世にもたらすものと考えられる。…
※「無実講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」