世界大百科事典(旧版)内の無機半導体の言及
【化学】より
…1930年代まで,固体化学は粘土を代表とする無機物質の構造・物性の研究がその守備範囲であった。しかし,第2次大戦末期に登場したゲルマニウムやシリコンで代表される無機半導体物質は,基礎から応用まで広範囲にわたって固体化学の内容を一変してしまった。この物質の電気物性を対象とした半導体材料の研究は,物質科学(マテリアル・サイエンス)の研究を着火させ,超電導物質,強磁性体材料,光学材料等を物性物理学と固体化学が組んで発展を続けている。…
※「無機半導体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」