世界大百科事典(旧版)内の《無準師範像》の言及
【東福寺】より
…ほかに坐禅をする禅堂(重要文化財,室町時代),禅宗寺院の便所である東司(重要文化財,室町時代),浴室(重要文化財,1459)などがあり,ともに中世にさかのぼる遺構がそろっている点では禅宗寺院として唯一の例である。 寺宝には開山弁円の将来品が多く,絹本著色《無準師範像》(国宝,南宋時代)は弁円の師の肖像画で,日本の頂相(ちんそう)に大きな影響を与え,ほかに書籍では宋版《太平御覧(たいへいぎよらん)》,宋刊本《義楚》6帖,《無準師範墨蹟》《禅院額字・牌字》が国宝。また伝雪舟筆《東福寺伽藍図》(重要文化財)は室町時代の東福寺を示す史料として貴重。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」