世界大百科事典(旧版)内の無線航行援助施設の言及
【航空保安無線施設】より
…また悪天候や夜間の着陸誘導装置についても,第2次大戦中にアメリカでGCAが開発されたのをはじめ,より確実な計器着陸装置(ILS)の実用化など電波の利用が進み,さらに航空交通管制システムにも種々のレーダーが導入され,航空保安施設の中で電波を利用した施設の比重は増大している。
[種類]
航空保安無線施設は機能面から,(1)飛行中の航空機の自機の位置の測定ならびに針路決定を援助する施設(無線航行援助施設),(2)航空機が計器飛行によって進入ならびに着陸をする際に滑走路へ精密誘導をする施設,(3)航空交通管制に必要な情報の把握および機上のパイロットへ情報を提供する施設,(4)空地間の無線通信を行うための施設の四つに分類することができる。 (1)には航空路設定の基準となるVORやNDBおよび距離測定用のDMEなどがある。…
※「無線航行援助施設」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」