無菌手術(読み)むきんしゅじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の無菌手術の言及

【手術】より


【過去100年間の外科手術の進歩】
 外科手術は過去100年間で長足の進歩をとげたが,この進歩は外科医の腕が上がっただけではなく,大きな手術でも安全にできる基盤が築き上げられたこと,すなわち無菌法,抗生法,麻酔,輸血・輸液などの進歩によるところが大きい。
[無菌手術の導入]
 パスツールにより有機物の腐敗・発酵は空気中の微生物によりおこることがわかり,これを受けてJ.リスターは石炭酸消毒を,R.vonフォルクマンは昇汞消毒を提唱した。しかし,この種の消毒法は腐敗を制する制腐法にすぎず,また組織に対する障害も大きいので,他の方法が考案された。…

※「無菌手術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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