無額囊群(読み)むがくのうぐん

世界大百科事典(旧版)内の無額囊群の言及

【双翅類】より

…このようなグループを直縫亜目に対し環縫亜目という。環縫亜目は,成虫が羽化する際,蛹殻を押し開いたり,土中から若成虫が脱出する際に,膨張を繰り返して土を押しながら地上に出る額囊(がくのう)を頭部前面にもつ有額囊群とそれをもたない無額囊群(ノミバエ科,ショクガバエ科)に分ける。 双翅類成虫の頭部の大部分は複眼で占められる。…

【ハエ(蠅)】より

…いわゆるハエと呼ばれる昆虫は,日本には約40科数千種いるといわれているが,まだ十分に研究されていない科も多い。この亜目は,羽化の際に触角基部にあり膨張可能の器官である額囊(がくのう)を出さない無額囊群と額囊を出す有額囊群に分けられる。有額囊群には,鱗弁の小さな無弁類とよく発達している有弁類,鱗弁をもっているが蛹化(ようか)直前の老熟幼虫を産む蛹生群が含まれる。…

※「無額囊群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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