世界大百科事典(旧版)内の熊谷県の言及
【上野国】より
…県庁は高崎,のち前橋城内に移った。ついで73年6月,川越を首邑とする入間県と合併して熊谷県(県庁熊谷)となり,さらに76年8月,入間県と分離,先に栃木県に属した東毛3郡を復して,ほぼ旧上野国一国を県域とする現在の群馬県となった。県庁は高崎に置かれたが,81年前橋に確定した。…
【埼玉[県]】より
…翌年支配地は埼玉,品川,小菅3県に分割),下総知県事(同前,葛飾県),岩鼻県,韮山県の管轄地となったが,なお幕末以来の忍(おし)藩,岩槻藩,川越藩,および半原藩,前橋藩,高崎藩などの飛地が錯綜していた。71年廃藩置県を経て諸県は統合され,荒川を境に浦和(大宮県が改称),忍,岩槻3県の管轄地を中心とした埼玉県(埼玉郡と足立・葛飾両郡の一部)と,川越,半原2県の管轄地を中心とした入間(いるま)県(新座以下13郡と多摩郡の一部)に二分されたが,73年入間県は群馬県と合併して熊谷県となった。75年埼玉県は千葉県葛飾郡の一部を編入,足立郡の一部を東京府へ移管し,さらに翌年熊谷県の廃県に伴い旧入間県域を併合して,ほぼ現在の県域が確定した。…
※「熊谷県」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」