世界大百科事典(旧版)内の熊野問屋の言及
【木材】より
…さらにその後の近世都市の発達によって取引の相手は町人にも広く拡大し,全国的な木材市場が成立するとともに,材木問屋の組織化も進んだ。江戸では材木問屋が,その成立する過程によって板材木問屋,熊野問屋,川辺問屋,木場材木問屋などの組合をつくった。板材木問屋は慶長年間(1596‐1615),江戸城の本丸造営にあたり,相模,遠江,三河,尾張,伊勢,紀伊の諸国から木材調達のために呼び集められたものが,工事完了後も江戸に残り材木問屋を営んだといわれ,当時17人で組織された。…
※「熊野問屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」