世界大百科事典(旧版)内の熟田津石湯の言及
【道後[温泉]】より
…日本最古の温泉といわれる。伊予温湯(いよのゆ),熟田津石湯(にぎたつのいわゆ)とよばれ,《伊予国風土記》逸文には宿奈毗古那(少彦名)(すくなびこな)命がこの湯で病を癒したという話や,来湯した聖徳太子が湯岡,すなわち伊社爾波(伊佐爾波)岡(いさにわのおか)に碑(伊予道後温泉碑文)を建てたという話がみえる。《万葉集》にはこの温泉を詠んだ山部赤人の長歌が載り,また《源氏物語》には〈伊予の湯桁〉の語がみえ,古来,著名な温泉であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」