燃料吹込操業(読み)ねんりょうふきこみそうぎょう

世界大百科事典(旧版)内の燃料吹込操業の言及

【高炉】より

…この高温ガスが高炉内のプロセスを進行させる熱源になる。 なお,この高温ガスの温度あるいは成分(とくに水素H2濃度)を調節するため,送風中に水分を添加する調湿操業,酸素を添加する酸素富化操業,重油,タールあるいは微粉炭を添加する燃料吹込操業が行われる。燃料吹込操業は銑鉄1tを生産するのに必要とするコークス量(コークス比,単位kg/t)を節約する目的をもかねているが,1970年代後半の石油危機に伴う重油価格高騰から,現在では重油の吹込みはその意味を失っている。…

※「燃料吹込操業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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