世界大百科事典(旧版)内の《燕山夜話》の言及
【漫画】より
…漫画は共産主義政権の性格について考える一つのいとぐちとなる。共産主義政権下の中国で1962年に鄧拓が《燕山夜話》を著して政権を批判したとき,中国に漫画の伝統があったということから説き起こしてやがて反党・反社会主義として批判されたのも,〈全体主義〉と漫画が両立しにくいことを示す。ファシズムに対抗する際の共産主義運動は,《無産者新聞》にアジ・プロ漫画を描き続けた柳瀬正夢(やなせまさむ)(1900‐45)のように,すぐれた作品を生み出した。…
※「《燕山夜話》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」