六訂版 家庭医学大全科 「爪甲白斑」の解説
爪甲白斑
そうこうはくはん
Leukonychia
(皮膚の病気)
どんな病気か
爪甲が白く見える状態を爪甲白斑といいます。爪甲白斑は点状、線状と爪甲全体が白くなる
原因は何か
爪甲白斑は主に爪甲の
症状の現れ方
①点状爪甲白斑
最も普通にみられる爪甲の白斑で、爪母の近くに小さな点状白斑が現れ、その後爪の先端に移動し遊離縁に向かう途中で消えていきます。また、子どもおよび若年者に多くみられ、俗に、“幸運の星”などと呼ばれています。
②線状爪甲白斑
幅1~2㎜の白い帯状の変化が1~数本爪甲に現れ、その白い帯状があたかも波打つように重なり合ってみられます。先天性(優性遺伝性)のものもありますが、多くは後天性です。
③汎発型爪甲白斑
爪甲全体が不透明な白ないし乳白色になる状態です。多くは優性遺伝性であり、生まれた時または乳児期から始まります。
治療の方法
①点状爪甲白斑
とくに治療の必要はありません。
②線状爪甲白斑
原因となりうる、たとえば中毒(
③汎発型爪甲白斑
とくに治療の必要はありません。しかし、爪の水虫や爪半月の拡大など、あるいは
立花 隆夫
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報