世界大百科事典(旧版)内の片肩袒の言及
【舞楽装束】より
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[特殊な装束]
《太平楽》には《秦王破陣楽(じんのうはじんらく)》の装束であったといわれる甲冑装束を用いるが,袍,袴の上に肩当て,肩喰(かたくい),帯喰(おびくい),胡簶(やなぐい),魚袋(ぎよたい),籠手(こて),脛当,鎧,兜を着装し,太刀を佩き鉾を持つ。
[着装の形態]
舞楽装束の着装には不袒(ぬがず),片肩袒(かたかたぬぎ),諸肩袒(もろかたぬぎ)の3態があり,不袒はそのまま,片肩袒は右肩に限り,諸肩袒は左右ともぬぐが,蛮絵装束には諸肩袒はない。東遊や《喜春楽》《白浜》等は舞の途中で不袒より片肩袒となる。…
※「片肩袒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」