片茶(読み)へんちゃ

世界大百科事典(旧版)内の片茶の言及

【チャ(茶)】より

…上質の茶葉を蒸し,水分と脂がなくなるまで搾り,次に水を加えてすりつぶし,模(かた)に入れて固型化する。それは地肌が緻密(ちみつ)なため蠟面(ろうめん)茶ともいわれ,宮中の飲用に供するものは竜や鳳を捺(お)したため竜鳳茶と呼び,ふつうには餅(へい)茶,片茶などとも称される。五代と宋代では福建の建州建甌(けんおう)が特産地とされ,碾(ひきうす)(やげんの一種)で粉末の抹茶にして飲用した。…

※「片茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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