牙製婦人像(読み)きばせいふじんぞう

世界大百科事典(旧版)内の牙製婦人像の言及

【オホーツク文化】より

… この文化を特徴づける遺物のひとつとして,骨・牙製の婦人像がある。それらはすこし前かがみで,手を前に組んだり,合掌したりしている姿をし,そのモティーフはモンゴル出土の牙製婦人像や遠くセミレチエ地方の突厥(とつくつ)の女性石像に類似している。 この文化の発生については,南サハリンと北海道北部において自立的に生まれたとする説と大陸からの影響を受けて生じたとする説がある。…

※「牙製婦人像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」