《牡丹史》(読み)ぼたんし

世界大百科事典(旧版)内の《牡丹史》の言及

【ボタン(牡丹)】より

…夏の冷涼を好む牡丹は,洛陽や成都,河南,山東の山間部でよく育つが,明・清時代は安徽省北端の亳(はく)州で数多くの品種が生み出された。明代亳州の人である薛鳳翔(せつほうしよう)の《牡丹史》は276種をあげ,150以上の品種の形,色を記し,栽培法を詳説するとともに,牡丹に関する歴代の掌故,軼事(いつじ)を載せる。さらに清の鈕琇(ちゆうしゆう)の《亳州牡丹述》では140種をあげ,計楠(けいなん)の《牡丹譜》でも103種の色,形を詳しく説明する。…

※「《牡丹史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android