《牡丹平家譚》(読み)なとりぐさへいけものがたり

世界大百科事典(旧版)内の《牡丹平家譚》の言及

【河竹黙阿弥】より

…72年(明治5)守田座の新富町進出を機に,歌舞伎は〈団菊左〉すなわち9世市川団十郎,5世尾上菊五郎,初世市川左団次の3名優を代表とする新富座時代に入り,黙阿弥はその座付作者に迎えられた。この期の作群の第1は明治新政府の教化方針と団十郎の写実趣味に合わせた史実尊重・忠孝鼓吹の活歴劇で《桃山譚》(地震加藤,1869),《新舞台巌楠(いわおのくすのき)》(楠正成,1874),《牡丹(なとりぐさ)平家譚》(重盛諫言,1876)など。しかし一般に用語がむずかしくて趣向に乏しく,成功しなかった。…

※「《牡丹平家譚》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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