世界大百科事典(旧版)内の物の本屋の言及
【出版】より
…したがってイギリスで出版者(パブリッシャーpublisher)という言葉が定着したのは近々18世紀のことであり,それまでは本屋(ブックセラーbook‐seller,あるいはステーショナーstationer)と呼ばれるのが一般的であった。日本においても,江戸時代までは本の生産,販売に当たる者が〈物の本屋〉と呼ばれていたのに対応している。 また〈出版〉という言葉は,日本においては中世以来,板木(はんぎ)(版木)を用いて,木版印刷によって書物を作るのが普通であったので,書物を公にすることを〈出版〉とか〈開板(かいはん)〉といったところからきている。…
【本屋】より
…本屋とは〈物の本屋〉からでた称である。古代,大陸から伝来した暦本を〈こよみのためし〉と訓読した例がある。…
※「物の本屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」