特別失踪(読み)とくべつしっそう

世界大百科事典(旧版)内の特別失踪の言及

【死】より


【生物における死】
 死とは,生体系の秩序ある制御された形態と機能が崩壊することである。本来は生物個体が生命を失うことの概念であるが,種・個体群や器官,組織,細胞,原形質などの系についても考えられている。老衰による死,つまり寿命が尽きるまで生存する個体は自然ではまれで,多くの個体は捕食,病気,飢餓,気候,事故などの外的要因で死亡する。同じときに生まれた生物の集団の個体の死亡時の齢を記録して曲線を描くと,次の3種類の曲線が得られる。…

【失踪】より

…このような失踪者の家族等の利害関係人の不利益を救済するために,失踪宣告の制度が設けられている。遭難,事故などによる生死不明のように失踪者の死亡の蓋然性が高い場合(特別失踪)には1年間の失踪期間が経過したとき,その他の場合(普通失踪)には7年間の失踪期間が経過したとき,失踪者の利害関係人は失踪宣告の申立てを家庭裁判所に行うことができる。裁判所は,その申立てがあったことを官報に掲載し,失踪者に関する手がかりを求め,それでもなお生死不明のときに失踪宣告を行う。…

※「特別失踪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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