世界大百科事典(旧版)内の特定目的公営住宅の言及
【公営住宅】より
…平均で3DK(3寝室と食事のできる台所)が確保できる規模となった。技術面では公団住宅とともに国民に団地生活やDK(ダイニングキッチン),中層や高層の集合住宅形式などの新しい住様式を普及・浸透させたほか,〈特定目的公営住宅〉では身体障害者向け住宅を開発してきた面なども評価される。このように,公営住宅は社会的弱者に対する住宅施策として大きな役割を果たしてきたが,反面,持家政策偏重のなかでその供給戸数の少なさに加えて,過去に建設された公営住宅の圧倒的多数が2K(2寝室と台所)の狭い面積のもののため,その居住水準は全住宅のなかでも最も低い,等の問題点がある。…
※「特定目的公営住宅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」