世界大百科事典(旧版)内の牽路の言及
【大運河】より
…
[運河の構造と管理]
運河の幅は宋代の汴河についていえば約30~45m(10~15丈),深さは約3m(1丈)で,もちろん場所により相違はあっても,明・清時代までこれが運河の標準的な規模であった。河の両岸には並木が植えられ,流れをさかのぼって舟を引く必要のあるところには牽路(けんろ)が作られていた。運河には随所に閘を設け,必要に応じ開閉して水量を調節し,また水位に上下があるところでは堰(えん)を築いた。…
※「牽路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」