《狂気の歴史――古典主義時代における》(読み)きょうきのれきしこてんしゅぎじだいにおける

世界大百科事典(旧版)内の《狂気の歴史――古典主義時代における》の言及

【フーコー】より

…パリ大学教授などを経て,70年来コレージュ・ド・フランスの教授。最初の主著《狂気の歴史――古典主義時代における》(1961)で企てたのは,医者(あるいは冷やかな観察者)の立場からではなく,いわば狂人自身の立場からとらえた〈狂気の歴史〉であり,〈狂気の知〉の発掘の仕事であった。それは,近代理性の歴史的性格とその抑圧的性格に裏から照明をあてること,権力が具体的に働く一つの場面を解明することに成功した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」