世界大百科事典(旧版)内の独立イタリア王国の言及
【イタリア王国】より
…950年にイブレア侯ベレンガーリオ2世が王位についたが,間もなくザクセン朝のオットーがイタリアに進出し,962年に〈神聖ローマ皇帝〉に即位,イタリアをふたたびドイツと結合した結果,イタリア王国は消滅した。カール3世の死から962年までを〈独立イタリア王国〉の時代と呼ぶ場合もあるが,実情は王位をめぐる抗争とイスラム,マジャール両勢力の侵入による混乱の時代にすぎず,王国といえるようなまとまりは存在しなかった。なお,リソルジメントによって1861年に誕生したイタリア王国はRegno ďItaliaと呼ばれる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」